呉冠中(ごかんちゅう)

1919年-2010年
中国の画家。

中国の水墨画と西洋の油絵の手法を融合し、風景画に代表される独自のスタイルをつくり上げた。
評価の高い風景画の多くは抽象画にきわめて近い。
ゴッホ、モーリス・ユトリロなどの影響を受けた。
1950年に帰国したが政府に裸婦画を非難され,文化大革命初期には農村に下放された。
1970年代初めに画家復帰を許され,北京の中央美術学院や清華大学などで教鞭をとる一方,
香港,シンガポール,日本,アメリカ合衆国,イギリスなどの展覧会に参加した。
1992年大英博物館で,現代中国人芸術家として最初の展示会が開催された。