乾隆帝(けんりゅうてい)

清の第6代皇帝。
清王朝の最盛期を創出する。
諱は弘暦(こうれき)、廟号は高宗(こうそう)。
在世時の元号の乾隆を取って乾隆帝と呼ばれる。

祖父の康熙帝に幼い頃からその賢明さを愛され、
生まれついての皇帝になる人物と目されており、太子密建を経て即位した。
質素であった祖父帝、父帝とは違い派手好みの性格であった。
父帝の崩御後、25歳で即位すると父帝の時期に助命された曾静を張熙とともに逮捕し凌遅刑に処して、
その一族も処刑するなどその存在感を示した。

乾隆帝の功績としてまず挙げられるのが「十全武功」と呼ばれる10回の外征である。
計10回の遠征を十全武功と言って誇り、自身を十全老人と呼んだ。